ベーシック-トリガーポイント


ベーシックTP治療マニュア

私たちは患者様の痛みは筋・筋膜疼痛症候群であると定義して治療を行う!

筋・筋膜疼痛症候群(MPS)の原因はトリガーポイントと考えられており、トリガーポイントの証明こそがこの症候群の診断基準にもなります。MPSに含まれると考えられる疾患は慢性的な肩こりや腰痛、顎関節症や緊張型頭痛、肩関節の可動域制限、坐骨神経痛、上腕の痺れなどがこの症候群に含まれます。

整骨院でTP治療を使用しない症状=急性腰痛(急性腰痛の定義は別紙)、打撲、足関節の捻挫など

私たちの治療のスタンス=初回で15分に収まるTP治療(手技)プログラムから選択する

最低12ヶ月は手法(仮説)を変えない!(理由)手法をコロコロ変えてしまうと何が正しかったのかがわからない6ヶ月後に全く変化が見られない患者様に対しては再評価を行い手法の変更を考える。変化が少しでもあるようであれば継続する基本的にベーシックの治療を使用する。ベーシックの治療を行わない場合の定義は(別紙)

全く変化がない定義(VAS10が最初の痛みから1に近づくほど痛みが軽減している)

しっかりと患者さんとコミュニケーションをとる

15分間で患者様に価値(Q+S+C)を感じてもらう事がプロとしての仕事

患者様が価値を感じているのはクオリティーだけではない事を忘れない事が大事

値段はありがとうの大きさ、世の中に提供した価値の大きさである

※15分で価値を提供できるようになると60分で価値を提供する事は簡単

トリガーポイントとは

筋・筋膜疼痛症候群(MPS)に特徴的な圧痛部位をトリガーポイントと呼び、筋肉の痛みや凝りの原因と考えられています。トリガーポイントは筋肉内の索状硬結といわれるロープ状の細い筋の塊の上に存在する圧痛部位で、その部位を強く圧迫することで筋肉ごとに典型的な関連痛が出現します。

『トリガーポイント図』

トリガーポイントが存在する部位と痛みや凝りを感じている部位が一致しているときは比較的簡単に治療ができるのですが、筋肉によっては自分が痛いと自覚している部位とは全く関係ないような遠隔部にトリガーポイントが存在していることもあります。

なぜトリガーポイントができるのか

日常生活の姿勢やデスクワークでの不良姿勢背骨の歪みで筋肉への損傷が蓄積して慢性化したことがMPSを発生させる原因の一つと考えられています。筋痛が慢性化するためには幾つかの条件が必要ですが、我々は何らかの理由で筋損傷が起こっている筋肉の血流量が低下したことが慢性化に至る一つの原因であると考える。

私たちが行う治療プログラム(ベーシック姿勢保持筋編)20分

電罨法

トルマリン3分

手技 12分

腰方形筋のトリガーポイント3点

腰部多烈肉のトリガーポイント3点

臀部のトリガーポイント3点

梨状筋

大臀筋

中臀筋

ハムストリングのトリガーポイント3点

下腿のトリガーポイント3点

胸部多裂筋のトリガーポイント3点

僧帽筋のトリガーポイント3点

菱形筋のトリガーポイント3点

のトリガーポイント3点

矯正治療 3分

腰部、胸部、頸部

筋肉の強化 体験10分 説明10分 本番20分

EMSトレーニング

鍼灸治療 10分 1,600円

症状が強い場合、中々痛みが取れない場合

鍼灸治療をおすすめします。初回治療後または2回目以降で鍼灸治療を行う。

症状が強い場所のTPに鍼灸治療

※初診の歪みの確認は座位で背骨の歪みを触診、前後屈での身体の傾きを見る

なぜ全身を触るのか?

患者さんが痛みを訴えている場所ではないトリガーポイントが痛みの引き金になっている事が多いのと姿勢を支えている筋肉がトリガーポイントにより弱体化すると背骨がささえられなくなってしまうので全身の施術を行う。痛みの根本的な原因は背骨の歪み

腰方形筋のトリガーポイント

急性腰痛などで立てないほどに痛い場合は腰方形筋のトリガーポイントがポイントになります。もちろん慢性腰痛に対してもポイントになります坐骨神経痛の症状や股関節痛の合併症の発症についても重要であり、股関節の痛み、膝の痛みなどでも使用するのでしっかりマスターしましょう。

1点目・・・(下部)赤のトリガーポイント腸骨の腸骨綾の真上

2点目・・・(中央)3〜4腰椎レベル 触診して硬結を確認

3点目・・・(上部)第12肋骨から2横指下

一般的に、この筋肉の3つのトリガーポイントが同時に存在することが多いです。

7秒〜10秒指圧 指で硬結を感じ指で押してから体重を乗せて圧を入れると

綺麗に圧が入ります。脂肪が厚い患者さんは特に指で押してから圧を入れる。

  • 上側のトリガーポイントは腸骨の外側に沿って下腹部に痛みと圧痛があり、時には鼠径部にまで広がります。
  • 中間の2つのトリガーポイントは、仙腸関節と臀部下部の領域の痛みと圧痛を指します。
  • 下部のトリガーポイントは、股関節と大腿部の外側の領域に痛みと絶妙な圧痛を示します。

腰方筋ストレッチポールストレッチ

Side bending

Side bridge

腰部多裂筋 3点 上部(腰椎1〜2の間)から下部にかけて施術

この筋群のトリガーポイントの緊張は、椎骨間の動きが悪くなる可能性があります。

矯正が長期的な効果が得られない場合、それはこの筋群のトリガーポイントが邪魔をしている場合があります。脊柱起立筋のなかで一番内側に位置している

椎骨の間にトリガーポイントができやすいです。

垂直に圧を入れた後に背骨側に圧を寄せると綺麗に圧が入ります。

大臀筋-腰方形筋のサテライトトリガーポイント

腸骨綾〜3横指下

神経学的坐骨神経痛に関連付けられている症状を模倣した痛みの原因になります。

中臀筋-腰方形筋のサテライトトリガーポイント

内側のトリガーポイントを狙う上後腸骨棘(P.S.I.S.)のすぐ外側(外側)にある2〜3センチ外側(一横指)となり

梨状筋トリガーポイント

1点・・・PSIS3横指下〜大転子を結んだ中心部、

ハムストリングのトリガーポイント

1点目・・・坐骨結節直下のトリガーポイント

2点目・・・3点目から1㎝上、正中(1横指上、1横指正中)

3点目・・・膝窩〜坐骨結節を繋いだ2分の1

補足

ハムストリング筋群は歩行、姿勢の維持に重要な筋肉です。

トリガーポイントは負荷がかかりやすい筋肉に発生しやすくトリガーポイントにより筋肉が弱体化することで姿勢が悪くなり、腰痛、肩こりなどの症状にも影響がある。

ヒラ筋肉のトリガーポイント

1点目・・・下部アキレス腱から2㎝〜5㎝上

手掌でアプローチ

2点目・・・膝窩から3㎝〜5㎝ 正中から2横指外側

胸部多裂筋

第一胸椎〜胸腰移行部の間で3点

僧帽筋のトリガーポイント5点

僧帽筋下部

1点目・・・肩甲骨上角〜下角を結んだ線の2分の1,背骨と2分の1を結んだ真ん中

わかり辛いので図を参考に

僧帽筋中部

2点目・・・1点目から3横指上部にスライド

僧帽筋上部3点

1点目・・・C7から2横指外側

2点目・・・肩峰〜T1(胸椎)またはC7(頸椎)を結んだ2分の1

3点目・・・肩峰の真横(少し圧は弱目で)

頭板状筋のトリガーポイント3点

1点目・・・T1〜C7の真横

2点目・・・C5

3点目・・・C1

斜角筋(前斜角筋2点)

胸鎖乳突筋よりも頸椎側

頭斜筋1点(上頭斜筋)


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